子供と学校

    

子供 学校とパパ

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うちの子供学校がだいすきです。
園児のときから小学校まで、毎朝ウキウキしながらかよっています。

ある日のこと、うちの子供に自分が同じ頃の話をすることになりました。
その内容はこんな感じです。

「おとうさんがね小学校のときはたいへんだったんだ。
 学校まで2キロもあって、山梨の冬はとても寒くて、それにからっ風が つよく吹いていたからつらかったよ。
 放課後は楽しかったけれど、学校はしばられているようでいやだった。
 まいにち 帰りが待ちどうしかったよ。」

じっさいに大変だったせいか暗い思い出ばかりです。
こんなものなんだろうと、なにも気にかけることもなく今までずっとそう思っていました。

すると息子は
「へえー、そんなことがあったんだー!?」
ともの珍しそうに答えました。
もの珍しそうにです。

つまり息子の頭には学校が
『たのしくて行くのが待ち遠しいもの』ととうぜんのように刻まれていたのです。
でも、わたしには、友だちと遊ぶのは楽しいけれど学校は
『つらくて帰りが待ち遠しいもの』と遠い記憶とはいえハッキリ刻まれていました。

最初は子どもって明るくていいな、ぐらいに思っていました。
性格も時代も違うし、よくありがちなことだろう。
でも、なぜかふと考えこんでしまいました。

一時的にではなく、同じ学校というものをこれだけ違ってとらえているのはなぜなのかと。
同じ子供なのに。しかも何年ものあいだです。

さがしてみると、それだけではありませんでした。
彼は学校のことを、人生のことを、どうもそのときの私より明るく前向きにとらえていました。
それはそれで息子の性格のいいところだと思っていました。

ところがよく考えてみると、息子のそれが普通でわたしのそれが間違っていることに気づきました。
わたしは学校のことや、そのときのいくつかのことを長いあいだ後ろ向きにとらえていたのです。

それはその後の人生に少なからず影響しているはずです。

「しまった!・・・。」


そのとき子どもだった自分に自分のことが見えるわけがありません。
子どもはいつも自分が見えないのです。

子どもにとって『自分をどこかで客観的に見てくれている存在』は必要です。
それがいちばん近くにいる親であったなら・・・。


いま強く思っています。
子どもに少しでも『気づかせてあげられる親になりたい』と。






 
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