いじめについて

     

いじめに一言

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いじめは大きな社会問題になっています。
一時期はテレビを見ると、いじめについて学者、政治家などいろんな分野の代表者が連日のように意見を交わしていました。

子どもの将来を考えると少々気になる子育てパパも多いのではと思います。

いじめに関して専門家でもない私が相応の意見を言えるはずはありませんが、ただひとつだけ少々気になったことがありましたので記したいと思います。

それは、あるテレビ番組でのことでした。
各分野の代表者と進行役のタレントそのほか十数人ほどで、いじめ問題について、はげしく討論していました。

いじめ問題に携わっている人たちなので、ひとつひとつに筋道が通った深い言葉がひっきりなしに飛び交っています。だいぶ熱くなっている人も見うけられました。

しばらくして番組の途中から、ごく最近にいじめられた経験をもつ女性のかたにカメラが向き、彼女の気持ちを話すことになりました。

彼女は勇気を持って番組に出演することを決断し、ここに何らかの解決の糸口をみつけられることを期待してきたのです。

彼女は話してる途中、感情をおさえきれず涙ぐむ場面もあり、またうまく気持ちを表現できないようでした。

話し終えないうちに、そのようすを見てじれったくなったのか代表者のひとりが、いじめられるあなたにも直すべき点があるのではと問いました。

そして、いじめられる側の気持ちを察っせないまま一見すじのとおった言葉がふたたびひっきりなしに飛び交いだしてゆきました。


残念ながらこういった光景は社会のいろんなところにあるのではと思います。

いじめ問題を考える場合、いじめられる側の気持ちをすこしでも理解しておくことはとても重要なはずです。
そこにこの問題の本質をつかむ上での大事なヒントがあるのではないでしょうか。

子どもの世界はおとなの世界の投影です。
社会的背景なども多分にふくまれていることでしょう。
いじめられる側の気持ちを理解したからと言ってすぐにこの問題が解決に向かうものでもないと思います。

しかし、いじめられる側の感情のソースを把握することによって、相対するいじめる側の感情のソースもいくぶん見えてくるようにも思います。

そしてまた、この問題の主役であるいじめられる側の方たちの気持ちをまず汲み取ってあげようという姿勢が基にあってこそ、このような問題を解決に導いてゆくのではないかとも思うのです。

日ごろ私たちは日常の細かなことまで能動的にふるまいがちです。

けれども、ふだん私たちがほんの少しでも子どもの「気持ち」に対して聞き耳をたててあげられるのなら、例えそれが自己への習慣付けであっても、その中で育った子供たちは相手の「気持ち」に対しての粗雑な振舞いに、だんだんと抵抗を感ずるようになるのではと思います。

そして、やがてそれは社会全体に伝染して、「いじめ」についての問題は少しづつ消化されてゆくのではないかと感じます。



以上、この問題のある一部分について表面的で簡単にですが述べさせて頂きました。


 
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